(ネタバレ有り)今更だけどツレがうつになりまして。を観た感想
こんにちはれんです。
今更ながら、Amazonプライムビデオでツレがうつになりまして。を観ました!
いままで作品の存在を知っていたのですが、なかなか見る機会がありませんでした。
鬱を題材にした作品って、なかなかないですよね。
自分もちょっと鬱を題材にした作品を避けてたってのもあって、今回が初めての視聴でした。
ネタばれありなので、ネタバレが苦手な人はバックしてくださいね!
ツレがうつになりまして。って?
「スーパーサラリーマン」だったツレ(作者の夫)がある朝「死にたい」と真顔で言い出した。うつ病だった。売れない漫画家の妻(作者)と共に送る闘病生活を描く。
自殺未遂、症状の改善、悪化などあらゆる出来事を決して固くない絵のタッチで表現するという内容、うつ病を「宇宙カゼ」と呼んだり、抑うつ状態の症状が現れている時に憂鬱をキャッチするアンテナが頭に現れているという独特の描写などがある。75万部を出版する[2]。
作者は、うつに対する知識として「精神的に弱い人がなる」「神経症のようなもの」というイメージを持っていた。作者の周りの人の病気に対する知識の乏しさや誤解が多いと感じ、自分達の世の中にうつ病の事を広めたい、そしてツレが退職して退職金と失業保険を使い切り、作者の仕事が少ないという経済的理由も相まって出版社に企画を持ち込む。数社から「暗い」などとして断られるも、幻冬舎で発売が決まる[3]。
参考になったキーワード
鬱は心の風邪
風邪じゃないよ癌だよ!
このころは鬱は心の風邪だからそのうち治るという風潮が強かったですよね。今はだいぶうつ病に対しての見方が変わってきたと思いますが、まだまだ無知な人からの心無い風当たりはありますよね。
割れないでいることに価値がある
割れたらそこでおわりだもんね。
生きてるだけで十分。そこにあるだけで尊いんだなと思いました。
うつ病の治療法には三つの治療法がある
- 症状を薬で緩和する薬物療法
- 精神症状を改善する心理療法
- 原因となった環境や人間関係を調整する環境調整療法
〇最良の治療法は休養
やっぱり休むことが一番大事なんだよね。
少しずつでも休んでることによって回復していくのかな。
認知行動療法
自分がうつ病であることを受け入れる。
うつ病になった原因じゃなくて、うつ病になった意味を考えるのもいいですね。
きっとならなかったら見えなかったこと、感じたことがあるはずです。
休みは休むことが宿題
これってなかなか難しいですよね。休むことに罪悪感を感じてしまってうまく休めなかったり、別のことを考えてしまったり。
休むことを受け入れることがいかに難しいかって思います。
できないならしないって思えばいいんですよね。
頑張らない
うつの時は頑張らない。
頑張りたいときは頑張れるなら頑張ればいいけど、頑張れなかったら頑張らない。
印象に残ったシーンと感想
退職のシーン
退職のシーン拍手で送るあの微妙な空気感耐えがたいですよね。
仲良しの同僚だけ泣いてくれていたのが、ちょっと切なかったです。
上司の「おつかれさま。大変だろうが頑張って!」
って本当に無理解ですよね。
なってみないと本当にわからないと思う。この辛さ苦しさは。
電話がいきなりなってびくびくするシーン。
あるあるですよね!w
いきなりだから本当に怖い。ドキッとする。
鬱の人は電話を取るのが苦手な人も多いと思います。
会社を辞めてから、雪の降るシーン。
ストレスが減ってよくなってるように見えかけて、一瞬気が緩んで小康状態になってるだけだったりするんですよね。
「どんどん降って積もって電車も止まって停電になってみーんな止まってしまえー」
とても痛々しく感じました。
さみしいようと泣くシーン
なんか鬱になった原因から逃れたとしても、取り残されたように感じてさみしく思うんですよね。
自然と涙もでやすくなるし、鬱の症状があるあるです。
ちょっとおもしろかったのが、この後こんな飼い主でイグアナのイグに申し訳ないって謝っていた所ですw
分かるよ!なんでも申し訳なく感じちゃうんだよね。
そのあと頑張れ主義のお兄さんが来たときは、ドキッとしました。
頑張って出来たらこんな状態になってないよね。
それ言われたくないよね。
ハルさんが仕事を貰いに再び出版社に行くシーン
ツレが鬱になったせいで、家計も圧迫し仕事をハルさんがしなくてはいけなくなってしまいました。
そこで再び漫画を描く仕事を求めに、編集室へ行き「ツレがうつになりまして、仕事をください!」といいます。
辛いのは、うつ病になった本人だけではなくて支える家族のほうもなんだよね。
鬱になった家族を恥ずかしいと思う家族もいるよね。
うつ病は偏見や誤解が多くて理解してくれる人が少ないことも相まって、隠したかったり恥ずかしかったりする。
これを公表できたハルさんは本当に強いと思う。
自殺未遂を図るシーン
家族からつらく当たられると、すごく相手が遠く冷たく感じて生きてることがつらくなることってありますよね。
自殺未遂のシーンとても観ていて辛かったです。
うつ病患者に対して、つらく当たるのって厳禁ですよね。
唯一理解してくれる人でさえも遠く感じたら、生きてる理由分からなくなっちゃうから。
明けない夜はない
たとえ曇り空であっても明けない夜はない。
いつかうつがちょっとでも消えて、夜が明けるその日まで。
いい作品を観ました。
自己啓発本やうつ関連の本は避けていたのですが、あるあるな部分や共感できる部分が多くてなんだか観た後幸せな気分になりました。
うつ病当事者だけでなく、支える側のハルさん目線で物語が進んでいくので、鬱を支える側の気持ちもわかって新鮮でした。
この作品に出合えてよかったです。
私は双極性障害のラピッドサイクラーなので、頻繁にうつがやってきます。
鬱で辛いときに教訓になったキーワードを思い出して頑張らない生き方を実践していこうと思います。
同時に私と一緒に人生を歩んでくれている旦那さんにも感謝です。